絵本、詩を通じて、ことばの豊かさ、「見えないものをみる力」を考えていければと思います。
☆講座☆
日時: 2012年11月18日(土)9時30分~12時30分
場所: カルチャープラザ延岡 3階ハーモニーホール
参加費:999円
☆ことばあそびワークショップ☆
同日 12時30分~13時30分
問い合わせ先: ととろ三人の会(チラシに連絡先が載っています)
本が好きな人、詩が好きな人、子育て中の方、学校の先生、
そして何より子どもたち。
みんな、ことばをみつけにきませんか。
『ここが家だ』
絵 ベン・シャーン 構成・文 アーサー・ビナード
1954年の第五福竜丸事件
水爆実験により被爆した第五福竜丸の乗組員ら23人の、
被爆から亡くなるまでの時間、そして今。
原発の恐ろしさ、そして人間、社会の恐ろしさを感じる一作。
『さがしています』
作 アーサー・ビナード 写真 岡倉 禎志
ヒロシマを知っているものたちがさがしています―
たいせつな人びとを、未来につづく道を
アーサーさんが、毎日のように原爆資料館に足を運び、
そして、その物たちにとって「ピカドン」の意味をコトバにしていった。
~その中のひとつを紹介~
『いただきます
いただきます』
レイコという 女の子は
ぼくの ふたを ぱかっと あけて
ごはんと 豆を たべてくれる はずだった。
12さいの レイコちゃんは ヒロシマの
たてものを こわす しごとを
毎日 やらされていた。
8月6日の あさ げんばに いったら
ピカアアアアアッと 光った。
ぼくは ごはんを ぎゅっと まもろうとした。
なのに ネツが ねじこんで
なかまで 放射能は じわっと
しみてきたんだ。
もう ごはんは
たべてはいけない。
それでも ぼくは さがしているんだ。
レイコちゃんが いえなかった
「いただきます」を。
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