515フィールドを知ったきっかけは、社会福祉士会の研修。
黒木さんのところは茶園業を中心に自営されていますが、
その中で、ひきこもりの子をボランティアで受け入れながら、回復への支援を行なっています。
最初の自分が知っていたのはそれだけ。
先日、高鍋町であったクラフト市で久しぶりに会い、
「現場に出てこないとね。」
の一言から、黒木さんの「現場」に足を運ぶことを決めました。
黒木さんのところは、茶園業と農業、貸し農園をおこなっている農家さん。
でも、ただの農家さんではなかったです。
土地の一部分に小屋とハンモック、テントを設置して、農園を借りている人がBBQをしたりできるようにしているし、いろんな人が黒木さんのところを訪れて、自然の恵みと人の温かさを感じています。
黒木さん曰く、「ここは海の近くだけど、海も見えなければ潮の香りのしない、完璧の畑。周りは森に囲まれて、すぐ近くを走っている国道の音もしない。しかも、インターネット完備で、電気も走っている。自然の中で、デジタルにも対応できる場としては魅力が大きい」という。
確かにそう。
インターネットも電気も何もないところが本来の自然であるかもしれないけれど、多くの人が求めてくる「癒し」の場は、その便を保ったところでもあるのも事実でしょう。そのニーズに見事に合っている素敵な場所をつくっていました。
もとは茶園業だったそうですが、消費低迷などにより徐々に縮小。それとともに有機栽培農業を展開し、その日の収穫を飲食店へ配達したり、山形屋に置いたりしています。また、お菓子屋さんなどともつながって、お菓子の材料として配達しています。
実は近くのスーパーのお茶も黒木さんのものだったことに驚き!!
貸し農園はまだ最近からですが、ただ土地を渡すのではなく、耕運や肥料などはある程度してくれて、栽培についてもいろいろ教えてくれながらの農園体験。それは魅力大きいですね。
旦那さんはラジオの番組をもっていたり、ウェブデザインを製作したりと活動しており、ものすごく多様な展開を考えながら行っています。
奥様も人をつないで、日頃社会との矛盾でしんどくなっている人たちにとって、ストレスを感じなくてよい場、リフレッシュして、改めて大事なものを見つめられる場を作りたいと思って、今の場を作り、展開しているそうです。
おふた方ともとてもとてもエネルギッシュで、先を読んで、でも、物事の価値を見定めて話を聞かせてくださいました。
整理がついたところから、徐々にのっけていこうと思います!!
ちなみに、その日に購入させてもらった大地の恵み。
しっかり全部、使わせていただきました。
お腹も心も、体いっぱい満足感を得られました。
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